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RFIDとは?種類や仕組み・メリットと
製造・物流・医療における導入事例のご紹介

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Solution ソリューション

マーケティング

TOPPANエッジでは小売業やアミューズメント関連のお客さま特有の課題解決に最適な、IoT、RFIDソリューションを数多く展開しています。
小売の現場では、なにより販売機会損失の防止が優先されます。またアミューズメント関連では、施設に来場されたお客さまの導線管理が中心となります。今まではこうした人や物の管理は人手中心で行われており、自動化や最適化が難しい現場でもありました。
しかし最近はアパレル系を中心にRFIDタグを活用した仕組みの導入が進んでおり、こうした分野でのRFID活用は身近なものになってきています。
ウィズコロナの対応に合わせ、小売やアミューズメントでも人手を介さない対応が求められています。TOPPANエッジではこれまで培ってきたIoTやRFIDのノウハウで、お客さまの課題解決に努めてまいります。

RFID導入によるメリット

RFIDは人や物に取り付けるRFIDタグと、それを電波によって読み取るリーダー・ライター、読み取った情報を基にさまざまな管理や分析を行うサーバーシステムから構成されます。
小売やアミューズメント業界では、人や物の動きを捉え、それを蓄積・分析することで、より効率的なサービスの提供や販売機会損失の低減が行えます。特にRFIDでは電波を使って非接触で読み取りを行いますので、既存の業務や工程に大きな影響を与えることなく設置・導入することができます。
なお、RFIDは電波を使っている都合上、どうしてもRFIDタグの取り付け対象物やまわりの環境(金属や水分)に影響を受けてしまいます。TOPPANエッジでは自社設計、自社工場製造を含め、さまざまな対象に合わせたRFIDタグのラインアップをご用意していますので、お客さまのニーズに最適なRFIDタグの提供が可能です。

小売の現場でRFIDが実現できること

RFIDは商品に取り付けられたRFIDタグからID情報を読み取ることで、なにが・どうなっているのかを素早く把握することができます。
ここでは、小売の現場で商品の入荷や棚卸し、返品作業の各段階に沿ってご説明いたします。

小売【店舗・バックヤード】
小売【店舗・バックヤード】イメージ
店舗やバックヤードでのRFID活用シーン
①入荷(倉庫)
(メーカー・卸→倉庫)
段ボールの納品ラベルを読み取り、物流センターの出荷データと照合し、入荷処理を行います。
②ロケーション管理
(倉庫→バックヤード→店頭)
製品移動時にRFIDタグを読み取り、製品がどの場所(倉庫、バックヤード、店頭など)にあるかを把握することができます。
③在庫確認・棚卸し
(バックヤード・店頭)
リアルタイム管理により在庫数量、場所の確認がすぐに行えます。また、ハンディー型リーダー・ライターによって棚卸しの作業量が削減可能です。
④店舗間移動・返品
(倉庫→他店舗・メーカー)
他店舗の在庫状況もリアルタイムで把握でき、店舗間の移動、処理がスムーズに行えます。返品処理もRFIDタグの一括読み取りで効率よく行えます。

以下に、それぞれの詳細をご紹介します。

①入荷

入荷時に、メーカーや卸で取り付けられたRFIDタグの読み取りを行います。従来では紙伝票を用いた目視確認や、バーコード・QRで一品一品読み取り数量などの確認を行いましたが、RFIDは電波による一括読み取りが行えますので、例えば100個の商品を数秒で読み取り確認することができます。
この読み取りデータを入出荷データと突き合わせ処理することで、入荷確認を短時間で確実に行うことが可能になります。
なお、RFIDは電波を用いる都合上、電波が苦手とする環境(金属や水分など)によって読み取り性能が低下することもあります。TOPPANエッジでは多くのお客さまへのRFIDシステム導入実績から得られたノウハウをフル活用し、お客さま環境に最適な読み取り環境の構築を行います。また、現場でのRFIDの読み取り試験は必ず行い、お客さまにRFIDの読み取り具合を実機で確認いただきます。

②ロケーション管理

商品が移動した先々でRFIDタグの読み取りを行い、RFIDタグのIDと、読み取った場所情報の組み合わせを所在管理のデータベースに保存することで、どの商品がどこにあるのかを管理します。この読み取りもRFIDの一括読み取り機能を活用することで、少ない作業負担で多くの商品の所在を短時間に登録することが可能になります。
商品の所在をより詳細に管理することは、先入れ先出しによる品質管理や適正な在庫数量の確保が可能となり、商品のロスを削減することができます。

③在庫確認・棚卸し

小売の現場では、特に販売機会の損失が大きな課題となります。特にアパレルなどは色違い品・サイズ違い品が多く、他の品種に比べて在庫管理に掛かる工数が多くなってしまいます。
RFIDでは、一括読み取り機能で多数の商品に貼り付けられたRFIDタグのIDを読み取ることができるため、在庫管理にかかる工数を少なくできます。このため棚卸し頻度を上げることも可能となり、万が一棚卸しで所在不明が判明した商品でも、リーダー・ライターでRFIDタグの検知を行えば、大量の商品が置いてあるバックヤードから、目的の商品を短時間で探し出すこともできます。
店頭にない色・サイズの商品を来店者に求められた場合でも、RFIDで在庫管理を行えば在庫の確認やバックヤードから持ち出すまで短時間で行えるようになりますので、販売機会の損失を大幅に減らすことができます。

④店舗間移動・返品

RFIDによる在庫管理の工数削減により管理コストを抑えられるため、系列店全体にRFIDを導入し、統一した在庫管理が可能になります。すると店舗ごとの在庫数量が可視化され、店舗間での融通によってグループ全体での余剰在庫を削減できます。
また使用期限が定められた商品では、確実な返品や廃棄などのロット管理が必須となりますが、RFIDによる在庫管理により現場負担を軽減できますので、より品質の高い管理を実現できます。加えてリーダー・ライターによる探索作業を行うことで、使用期限が定められた商品が店頭やバックヤードなどに残されたままになることを防止できます。

アミューズメントでのRFIDの活用

アミューズメントやイベントなどでは来場者の適切な管理が顧客満足度に直結します。
このため誰がどこにいるかを把握することが必要となりますが、RFIDを使うことで来場者や現場スタッフの負担を増やすことなくリアルタイムの所在管理が実現できます。
TOPPANエッジではイベントや会場の環境に合わせた、リストバンド型RFIDタグをご用意しています。またお客さまの要望に合わせた製品の開発も承ります。

アミューズメント・イベントのイメージ
アミューズメント・イベントでのRFIDの一例
①園内精算システム
アトラクションや店舗でRFIDタグをかざすだけのキャッシュレス決済が実現できます。
RFIDタグを常に身につけてもらうことで、紛失やかばんなどからの取り出しに時間が掛かることによる滞留を防止できます。
②イベント利用
ポイントラリーや抽選などのイベントに利用できます。
ご要望によりRFIDタグにはセキュリティの高いFeliCaなどもご利用頂けますので、電子マネーを組み込む事も可能です。
③来場状況管理
アトラクションの混雑具合や売れ筋商品、来場者の動線などをリアルタイムで把握することができます。
④その他
親子でIDをひも付け迷子探索を行ったり、緊急避難時の確認などにも応用できます。

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